言語聴覚士って聞いた人はいますか?略して「ST」と言われたりもします。
漢字をみてもらう通り、話しにくい人や聞き取りが苦手な人に対してリハビリをさせて頂く職業です。
付随して話す筋肉(運動)とご飯を食べる筋肉(運動)が重なっていることもあり、食べるためのリハビリもしています。
リハビリって理学療法士や作業療法士の他にあるんだぁと思われるかもしれません。(他にも視能訓練士もいますが…。)
歩いたり、手を動かしたりすることは目に見えて変化が分かりやすいいためイメージしやすいと思います。
フラフラして歩いている人に対して、転びそう、体調悪いのかなと想像して手を差し伸べると思います。
しかし、ご飯でムセても「ゆっくり食べて」「よく噛んで食べて」としか声をかけるのみで、窒息するかも、誤嚥性肺炎(食べたものが肺に流れると起こる症状)になって寝たきりになってしまうかもと、イメージできていないと思います。
飲み込めているから安心ではなく、しっかり噛めていなければ丸ごと飲み込んでしまい窒息の危険やゴックンするタイミングが合わず肺の通り道(気道)に流れてしまう危険だってあります。
「あぶない」と思うのに口の中は目に見えないため、見逃しやすいです。
そのように、安心で安心してご飯が食べれるようなリハビリもあるんだよと知っていただければ幸いです。